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仕事とムビラ、
2足のわらじを履き、
仕事とライブの合間をぬって、
練習時間を捻出してムビラの練習を続ける日々。

ムビラをはじめてからテレビを見なくなったし、
お酒もあまり飲まず、
ゲームもやらなくなった。

それは、
時間を無駄にしていると思うから。
ムビラという果てしなく長い道のりを歩くため。

旅をして気がついたことがある。
何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない。
何も捨てないで何かを得ようとする奴が得るものなんて、
たいしたものではない。

世界一周をしていた時、
やるからには誰にも真似できない、
誰にも負けない旅をしてやろう、
と思って旅をしていた。

だから、
アフガニスタンではアルカイダに出会って危機一髪を逃れることもあったし、
イランでは海軍につかまり連行されたし、
ソマリアではスパイと勘違いされて上陸できずに海の上を彷徨った。

簡単に飛行機を使って世界一周をして、
テレビや雑誌で物知り顔でコメントする芸能人達がいる、
という噂を聞いて、
「たいしたこともねぇくせに、口だけ達者な奴らめ。
あいつらが自分のことをバックパッカーって言うのなら、
俺はもうバックパッカーじゃねぇよ。
俺は旅人だよ。」
と海外で出会った旅人達に話していた。

世界一周を終えた時、
これだけの苦しい旅を達成した自分は、
もう誰にも負けねぇ、
という自信が生まれた。

そして、
世界一周の途中、
人に助けてもらっているばかりで、
助けを求めている彼らには何も与えることができない非力な自分に悩み、
今後、自分はどのように生きていけばよいのだろう、
と考えていた時に、
イエメンで夢に向かって突き進んでいる人、
心を揺さぶる人々、
そして、
次に実現するべき夢として眼前にあらわれたムビラ。

だから、
自分の全人生をこの楽器に注ぎ込もうと決めた。

俺はこれでぜってぇ天下とる、
これがなけりゃ何を誇る、
俺が死んだ後に何が残る、
なんていうキングギドラの歌詞を胸にムビラの練習を続ける日々。

エジソンは、電球を発明するまで一万回失敗したという。
最初はたくさんいたスタッフ達も次々にやめていき、
最後は数人しか残って無かったということだ。
しかしエジソンは、
「失敗など一度たりともしていない。
成功に一回ずつ近づいているのだ。」
と、
確固たる信念を持ち竹フィラメントを発見し電球を発明した。

ハンマー投げの室伏にインタビュアーがこう聞いたことがある。
『そんなに練習してつらいと思うことは無いのですか?』
室伏はこう答えた。
「そんな次元で練習してませんから。」

ギターの神様、
イングウェイ・マルムスティーンは来日した時にこう言った。

「ギターを始めてから20年間、猛練習を続けてきた。
1日12時間も練習した頃もあってようやく技術が身についた。」
『飽きることは無いですか?』
「全然ないね。スポーツと同じで弾き続けなきゃ駄目だよ。
さぼったら力が落ちるからね。」

こんな天才達が努力しているのに、
凡人である自分がたいした努力もせずに、
なかなか技術が身につかない、
なんてどうして言えよう。

太宰治じゃないけど、
いつか、
60歳になる頃には素晴らしい芸術を披露したいと思う。

スミ
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プロフィール

pasichigare

Author:pasichigare
パシチガレ・ムビラズ
Pasichigare Mbiras
アフリカ南部ジンバブエ、ショナ族の民族楽器「ムビラ」の伝統(パシチガレ)を修行し 受け継ぐムビラバンド。天才ムビラ奏者・職人ガリカイ・ティリコティ」のDNAを受け継ぐショナ人トンデライ(マズィタテグル)、それぞれ世界を放浪した末にジンバブエでムビラに出会い、旅を終えた日本人のマサ(ムビラ・ジャカナカ)、スミ(マズィタテグル)、コーイチをメンバーとする。ムビラとは、その演奏によって祖先の霊を降ろすシャーマニズムの儀式に使われる聖なる楽器。日本人、ジンバブエ人双方のルーツを大事に、ムビラ音楽の中でともに踊り、歌い、無の境地に誘い 、魂(スピリット)を感じられる音楽を目指す。現在東京吉祥寺「アフリカ大陸」にてレギュラー出演中。

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